日々思ったことつらつら草子

その時々で思ったこと、感じたことを書いています。ライティングスキルをあげたいと思い始めました。まだ開設したばかりですがよかったら覗いてみてください。

インド旅行記〜2日目〜

さて、上海に着きおよそ20時間のトランジット待ちが始まった。上海での現地到着時刻は午前2時頃。疲労も溜まっていたし何か食べて少し寝たかった。ぷらぷらしているとファミマ(全家)を見つけた。(おぉ、ファミマじゃあないか!)中を覗くと超熟の食パンが置かれている。(これは日本の食べ物もかなり期待できるかもしれないぞ)などと思いながら両替所を探したのだが、両替所は閉まっていた。折角24時間営業のコンビニがあってもこれではどうしようもない。お腹は空いていたが朝まで待つしかないのでチェックインカウンターのある階にあるイスで寝ることにした。空港泊する人が結構大勢いて足を投げ出して寝ている人沢山。日本ならまだしも海外の空港で無防備に寝るのは寝ている間に荷物を取られそうで心配だったのでバックパックの下にショルダーバッグを入れその上に覆い被さるようにして寝た。

あまり寝心地のいい環境とは言えずうたた寝を繰り返しながら朝を迎えた。ふと気づくと周りは明るくなっていて、カウンターにもスタッフが入り沢山の旅行客で賑わっていた。

昨日の夜から空港→飛行機→空港と冷房のよく効いたところに居続けたのと、朝はやはり冷えるためか起きたときの寒気はひどかった。お風呂も丸一日入っていないから髪の毛もベタついて気持ち悪い。(シャワー浴びて身体の芯からあったまりたい…)そう思ってシャワールームを探すも見つからず…。身体中がぞくぞくしてとにかく暖かい食べ物を食べたくてファミマでラーメンを買った。お味の方はというと、まぁ食べれなくはないといった感じ。お腹はそれなりに満たせたし身体も温まった。

空港の中は寒いし、まだまだ時間はたっぷりあるし外に出てみようかと思い立った。(外なら気温も高くてうまくいけばちょっと観光くらいできるかも…)なーんてことはなく、外も中も大して温度差はないし外も観光できそうな所は見当たらなかった。多分地下鉄かなんかに乗らないといけないんだろう。出た後またそこから入れるかと思っていたら、一方通行だったらしくNO ENTRYの文字。戻るのに手こずり第2ターミナルまで行ってまた戻ってくる羽目になった。

戻ってからは地球の歩き方を読んだり本を読んだり。うたた寝したり振り付けを考えたりしながら時間を潰した。ちょうど振り付けを考えるなんてことをしていたもんだから葉加瀬太郎の言葉は心に響くものがあった。なるべくオリジナリティのある作品にしたいと思ったし、考え続けていなければふとした時にいいアイデアも浮かばないというのもとても共感できた。絵を描いてみたいなんて思ったりもした。この旅行中はきっと沢山写真を撮るだろうから、心に残った風景、目に焼きついた風景なんかを写真見ながらでもいいから描いてみたい。思うように描けなくて途中でほっぽっちゃうかもしれないけどそれはその時の話。描かなければ始まらない。

『作詞者でも作曲家でも作りたいと思ったら言うよりも前に作ってる』

『人からの評価なんて気にせず自分を表現するために自分の作りたいように作ればいい』

『』

そんなこんなで時間を潰しながーいながーいトランジット待ち時間を終えた。もし今度からこんなことがあれば次はホテルに泊まってやる!搭乗口に着くともうそこはプチインド。ターバン巻いてたり、サリーを着てたり、とにかくインド人がたくさん。みんな眼圧が強くてギラギラしてる感じ。あぁ、これからインドに行くんだなぁ、と改めて思った。

驚いたことに日本人が結構沢山いて色んな人と話をした。一人旅の人、添乗員さんとそのツアーの人、80歳と息子の2人旅の人たち。(80歳でインドなんて大丈夫かな?)と思ったりしたけどそれだけのバイタリティがあるのはすごいことだ。

インドって三種類の人間に分かれる。1.インドに行きたくて本当に行く人。2. インド行ってみたいけど行けない人。3. インドなんて行きたくないわ!って人。思ったより1の人種は多いみたい。みんなそれぞれ素敵な旅になるといいな。大きな問題とかなく無事に旅を終えられたらいいな。

飛行機は霧の為にちょっと遅れたが搭乗口を変えて乗り込んだ。発車する前になって急病人が出てさらに遅延。よくある「anybody doctor?」を目の当たりにすることに。今回の旅、飛行機のハプニングが多すぎる。でも、飛び立つ前でよかった。その後その人は無事意識を取り戻し結局飛行機を降りることになった。約1時間半の遅延を経て飛行機は飛び立った。

→3日目に続く